ダマリ紀行

正しい知識をこれからの奄美に…

奄美には、モチやおこわを包んだり、料理の下に敷いたりする
抗菌作用をもっている植物がある。

それを奄美全般的に”サネン”、きちんとした和名を”月桃ゲットウ”と呼んでいる。
これは、奄美の植物の本にも掲載されているし
新聞にもそう掲載されているし
奄美の文学者の作品の中でもそう記載されている。

しかし、本日 当書店に謎のタクシードライバー(謎という程でもないが)が来て
突然その話を持ち掛けてきたのだ。
「サネンって何か知ってるよね?」ドライバーが質問してきた。
私は自分の知識をドライバーに告げたが
それは、大きな間違いだという。

島の人は、餅を包んだり料理の下に敷いたりする植物はなんだと聞くと
たぶん95%くらいの人は”サネン”と答えるであろう。
それが2005年になって間違いだ!とドライバーは指摘したのだ。

本当の植物は”熊笹”という植物で抗菌作用があり、香りも”月桃サネン”より良いと言う。
“月桃サネン”は、生で使用すると苦みがでて駄目らしい。

このドライバーは、何か活動を起こしてる人物っぽかった。
わざわざ島の餅工場に行き
実際に使用されている葉を確認したという。

“熊笹”と”月桃”は葉がそっくりだ。
しかし、植物図鑑や一村の絵をみれば
花の付き方や形が全然違う植物だという事がわかる。

奄美はゆっくり時が流れてとても人間らしいのだが
面倒くさい事は避けて通るという、悪い面もある。
この”月桃サネン”にしても間違いだとしっている人々がいながらも
そのままにしてきた結果が今日なのだ。

観光客には100%、料理で使用されている葉を”月桃サネン”だと説明しているだろう。
現に私だって、そう教えてこられて来たし伝えもした。

タクシードライバーさんがこれからどういう活動をしていくのか
私は少し楽しみでもあり、私もネット上でもひろめていこうと思う。
奄美人として、これからの世代に確かな知識を伝えていかなければ。

写真:月桃(ゲットウ) 

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