2018
14
Jul

デザインコラム

時効の撮影現場裏話

 

 

時効の話。

 

デザイン会社に勤めていた頃、ダマリは某有名通販カタログのデザイン担当をしていた。
デザインはもちろんのこと、ロケハン、ロケ、カメラアシスタントなどなんでもやっていた。

 

撮影現場では、いろいろな事が起こる。

特に、生き物を扱う撮影は、非常に困難。

例えば、冒頭に載せているこの写真。

左は、水槽をのせるキャビネットの商品。

これを撮影するために、わざわざ軽井沢の撮影ハウスをかり、

なんと軽井沢までトラックの荷台に乗せられた屈辱を味わったロケ。

なおかつ、水槽の中のシルバーアロワナ4匹を引き取る事になり、

狭いアパートにデカイ水槽を置くハメになった。

シルバーアロワナは、体長1mにも成長してしまう古代魚。

 

エサは、「赤金」と呼ばれる餌用の金魚(T ^ T)

アロワナははじめ、15cmほどだったのに、あっというまに20cm強になり

夜行性のため、夜中にはジャンプする始末。

とんでもないのを引き取ってしまった………。

 

最終的には、部屋に殺虫剤をまいた際に、水槽に入ってしまい、

シルバーアロワナ全滅…………。

ギラギラ光るボディとでっかい死んだ目がトラウマになり、しばらく青魚が食べられなかった。

右のラビットハウスは、夢の島まで行って撮影。

ロケ車移動中に、2匹中1匹死亡。写真に写っているハウス内のウサたんは、死亡してまふ…。
それを私が良い角度に配置して、こうなりんした(T ^ T)

 

勝手にカメラマンと土を掘り、夢の島に埋葬してきた。苦笑
 

今思えば、行き当たりばったりで、田舎者のペイペイのダマリは

カメラマンにも良いように使われていたんだな………。

シルバーアロワナをパワハラで引き取らせられ、

死んだウサたんを撮影に使用し、それが全国のカタログに載るとは……

 

どれだけブラックなんだよ。

ま、時効です。