2020
17
May

デザインコラム

アンパンマンの顔は優れたロゴ

 

アンパンマンは優れたロゴ。

シンプルな丸で構成されていて

無駄が一切なく洗練されている。

みんながすぐに認識し

アンパンマンだとすぐに理解できる。

 

これは、日本で一番認知度の高いロゴだと言える。

赤ちゃんも認識できるのだから。

 

1歳4カ月の息子を連れて

買い物へ行くと

アンパンマンが描かれたパッケージや

商品をすぐに見つけて

「アンパンマン!」と

連呼する息子。

 

息子を通して

アンパンマンの凄さを

痛感している。

 

息子が生まれてすぐに

お義母さんから

アンパンマンの

握るおもちゃが送られてきた。

振ると鈴がなる。

 

赤ちゃんだから

まだ分からないだろう。

と侮るなかれ

息子はアンパンマンの顔をみて

微笑むようになった。

 

アンパンマンは

全てが丸で構成されていて

なおかつ笑顔。

独身時代はさほど感じなかったが

このアンパンマンの朗らかな笑顔に

ダマリ自身も何度も癒され救われ

やなせたかしさんの凄さが

本当によくわかる。

 

赤ちゃんというのは、

丸い形から認識するようだ。

ということは、アンパンマンは

赤ちゃんにも認識できる顔。

いわゆるロゴだ。

 

アンパンマンの威力はすごい。

これはママたちが感じていることだろう。

 

お風呂上がりに下着を付けたがらない場合でも

アンパンマンの下着を見せると

「アンパンマン!」っと袖を通す。

 

お風呂で体をこするのを嫌がる息子に

アンパンマンのソフビを

「ゴシゴシ」といってこするのを見せると

自らゴシゴシと体をこする。

 

寝かしつけの時も、ネンネを拒む息子に

アンパンマンのぬいぐるみを抱っこさせて

「ネンネごろ〜〜〜〜ん」というと

素直に布団に横たわる。

 

おやつも、アンパンマンのパッケージは

特別な存在感を放つ。

 

ロゴを制作する立場として

アンパンマンから学ぶことは多い。

これからも学ばせてもらいます。