2016
9
Nov

ダマリ紀行

[スペイン]40歳独女が馳せるサンティアゴ巡礼

 

サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路は、

キリスト教の聖地であるスペイン、ガリシア州のサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路。

おもにフランス各地からピレネー山脈を経由しスペイン北部を通る道を指す。

 

私がこの巡礼の存在を知ったのは、バルセロナの安宿で日本人女性と出会った時。

 

バルセロナで初めて迎える夜。私は安宿の食堂で、手持ちのインスタント麺を食べていた。

広い食堂に一人。そりゃそうだ。バルセロナに来たのだから、旅人は皆んなバルにでも行っているのだろう。

 

そんな事を考えながら、一人で麺をすすっていると

日本人らしい女性が、食堂に入ってきた。

片足に包帯が巻かれいて、足をひきづっている。

 

「もしかして、日本人ですか?」

「はい、そうです」

 

そこから話が話が始まった。

 

顔立ちは日本人だけど、ベッキーに似ていた。

よく言われるそうだ。

 

彼女は、公務員として役場で働いていたのにも関わらず

スッパリ辞めて、バックパッカーの旅に出た。

 

公務員の人でも、そういう人がいるんだなぁ~

って一気に彼女のことが気に入った。

 

そして、彼女は旅の終盤にサンティアゴ巡礼をする事に。

その巡礼途中で足を捻挫して、巡礼を断念することになったそうだ。

 

彼女は、ものすごく悔しそうだった。

捻挫をしてから、この安宿に宿泊しながら病院に通っていた。

 

とても感受性の強い女性で、捻挫をした自分を責めて

殻に閉じこもっていた。

ろくに観光も行けない、、、と言っていた。

 

 

安宿の窓から。教会が向かいにある。いいわぁ~~~~。ドミ部屋の二段ベッドからの景色。

 

私がバルセロナを去る日、彼女とスタバでお茶した。

彼女には言わなかったが、その日は私の誕生日。

手元にある日本食と、「実は今日は私の誕生日で、、」みたいな手紙を書いて

別れる間際に彼女に渡した。

 

後日、彼女からメールが来て

私の日本食と手紙に、とても胸が熱くなったと、

こんな人がいるのだ。っと、えらく感動してくれ、前に進む決心が着いたようだった。

 

彼女との出会いが教えてくれたサンティアゴ巡礼。

800kmの道のりを1日30km程歩いて1カ月で、Santiago de Compostelaのカテドラル(大聖堂)を目指す。

 

私は、浄土真宗のバリバリ仏教徒だが

宗教というものに興味があるし、全て尊いものだと思っている。

 

日頃から、私は心が弱っている時は、教会に出向き静かに十字架に向きあう。

だからサンティアゴ巡礼も、四国のお遍路も私にとっては変わりはない。

 

スペインの旅と巡礼を同時にできるのだから、こんなに魅力的なことはないだろう。

いろいろな巡礼路があるが、サンティアゴ巡礼が一番有名だ。

 

まだまだやりたい事、行きたい国は沢山ある!!!!

だから今のうちにバリバリ働いて、喜怒哀楽様々な経験をして自分の魂を磨いておこうと思う。
バルセロナといえば、お決まりのサグラダファミリア大聖堂。

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