
Client:実験助手 Research Assistant Kasumi
Size:欧米名刺 w51 × h89㎜
Direction:かさこ
Comment:
北海道のラボで実験助手をされているKasumiさまの名刺デザイン。名刺制作アドバイザーのかさこさんよりご紹介いただきデザイン制作させていただいた。Kasumiさんとは、2017年に福岡の警固神社にて開催された「かさこ塾フェスタ」でお会いしていて、なんと8年ぶりにzoomにて対面!8年という月日が流れて、こういう風に繋がって行くのか…と感動した。
今回、Kasumiさんが名刺制作をする目的として、「海外の大学および企業の実験助手の仕事獲得につながる名刺が欲しい」ということ。まず、カナダのバンクーバーに語学留学に行く際、CV(履歴書)と一緒に配布する名刺を作りたいとのことだった。表面は実験助手としての経歴、裏面は道景写真家でもあることを載せアピールする内容。
海外留学される人が沢山いる中で、こうして自分の名刺を制作して配布するという意欲と行動に、私は胸を打たれた。名刺を配るという行為は「種まき」と同じ。沢山蒔いた中から芽が出る。この大切な一粒一粒の種という役割の名刺制作をさせていただけることが、本当に嬉しく、力が入った。海外の名刺というのは連絡先と名前が入っているだけのシンプルな名刺が多いため、ここまで作り込んでいる名刺というだけで、読んでもらえる可能性が上がる。
Kasumiさんより、青と緑を基調としたデザインが良い(個人的な北海道の色のイメージが青と緑です。空と海の青、森林の緑)とのご要望うを受け、裏面をブルー基調、表面をグリーン基調にした。文章ごとに、ラボをイメージさせるアイコンを配置。書体は、両面ともに、欧米の履歴書に使用されるArialで統一。プロフィール画像は、ラボらしさをアピールするために白衣を着ていただき、何度も撮影していただいた。
裏面には、Kasumiさんからいただいていた画像を全ていれようかと考えたが、小さい名刺に、小さく写真を載せるともったいないので、私が一番「北海道らしさ」を感じた白樺並木の画像を全面に配置した。北海道が、日本のどの部分かわかりやすいように地図も配置。北海道の部分を赤にしている。(赤は、Japanを意識)
Kasumiさんは、刷り上がった名刺と共にカナダへ。ホストファミリー、語学学校の先生とスタッフと数名のクラスメイト、ツアーで出会った人たち、大学の教職員に配布されたようだ。「何をしている人かが一目でわかる、良い名刺だね」と褒められたとのことで凄く嬉しい。
ここから、小林さんの挑戦はまだまだ続く。そして、海外のラボに就職が決まる日は、そう遠くないだろう。
●Hokkaido View Photographer Kasumi’s Blog
●Instagram_doukei_info

