Client:Quartz Lumiere
Size:A5 / 8ページ
Editor:櫻木よしこ
Project:POWER for Restart
Comment:
鉱物ソムリエ 西内 まこさんのセルフマガジンデザイン。編集者・櫻木よしこさんとのプロジェクト、セルフマガジンプロデュース“POWER for Restart”でセルフマガジンのデザイン制作をさせていただいた。「あなたを癒す地球のかけら 石に恋するクォーツマガジン」鹿児島県内に2店舗お店を構える、鉱物を愛してやまない西内さんの、想いが存分にこもった石に特化したセルフマガジン。
私は、西内さんが経営するルミエル・クォーツの”包装紙”のお仕事を、ちょうど一年前くらいにさせていただいた。その時から、西内さんの「ただ者ではないオーラ」をヒシヒシ感じていて、鉱物に対する想いを沢山伝えていただいた。その土台もあってか、今回セルフマガジンのデザインのお話を頂いた時、あまり悩まなかった。というのが本音。というのも、私の好きな世界感だったため「自分が石のマガジンを作るなら、こうするよ」というのを、ふんだんに取り入れさせていただいた。
自分が気になった鉱物のサイトや画像を西内さんに見ていただき、反応をみた。そこで、私が抱いている鉱物の世界と、西内さんが抱いている世界が結構、一致していたので、方向性で迷うことはなかった。一番気をつけたのは「アンティーク寄りにならないこと」。鉱物の世界は、アンティークだけれども、どちらかというと、理化学的要素が満載で、文学要素も含まれている。ロマンあふれる物理学の古書のような感じを目指した。
悩んだのは表紙。編集者の櫻木さんとも、あれやこれやと案を出し合った。そんな中で、以前、包装紙のお仕事を頂いた時の西内さんを思い出してみた。西内さんは、とにかく鉱物の「線」好き。結晶を図形化したものに魅力を感じていたようだったので、シンプル、図形、線で表紙を制作してみよう。と思い立った。鉱物を彷彿させる菱形を並べてみる。うん、シンプルで結晶みたいでいいかも。
そこへ、編集者櫻木さんが考えたタイトル、コピー、菱形の中に、鉱物の断面をいれたらどうか?などのアイデアを盛り込んだ結果、西内さんが喜んでくださる表紙が完成。今回は、物撮りが多く、西内さん本人が撮影に挑む!ということで、本当に大変だったと思う。石などの光ものは、撮影が難しい。にも関わらず、何度も再撮していただき、最終的に素敵な写真ばかりがあがってきた。私自身、鹿児島市のルミエル、霧島市のクォーツに足を運んでいたおかげで、お店の想像もできましたし、石の魅力を伝えられるマガジンとなった。
小さい体なのに、パワーに満ち溢れ、いつも輝いている西内さんのセルフマガジン。ぜひ、お手にとってお読みいただけたらと思う。セルフマガジンからもパワーを感じ取れること間違いなし。