2022
28
Feb

お知らせ

小説家への第一歩

2020年12月に、Amazon Kindleにて電子出版デビューした。2021年に出版したものは、写真集・デザイン講座・デザインテンプレート集・離乳食日記4部作・セルフマガジンなどジャンルはさまざま。

2022年に出版を目指しているものがある。それは、2010年に女一人で世界放浪の旅をした記録をまとめた紀行小説だ。当時の日記を元に、あらゆる資料を調べ直し書き起こしている。

旅のバイブル小説といえば、作家・沢木耕太郎の紀行小説『深夜特急』。私は会社員時代この小説を読み、一人旅へ思いを馳せていた。そういう経緯もあり、文章の書き方や雰囲気を学ぶため『深夜特急』をKindle版で改めて購入しなおし、再度読み始めている最中だ。『深夜特急』は全6巻。私の小説もそのぐらいになる予定。自分の旅の記録をまとめるという上で、自分自身とてもワクワクしている。

《小説の書き方》などの書籍も沢山出回っているが、とりあえず沢木さんの小説の書き方ルールに合わせている。小説は『深夜特急』に敬意をはらい縦書きにすることにした。そうなると、縦書き独特の表示方法に統一性を持たせる必要性が出てくる。

ダマリは、新聞社に勤めていた時期があり、エディトリアルデザインの経験があるため、縦書き表記に関しては、少しだけ知識がある(記事の赤字を修正したり、流しこんでいた)。例えば、NHKであれば、全角表記の縦並びとなるし、英単語や英文は、半角表記で横書きで寝かせて書く。

数字表記は基本的に漢数字を使用。年号は、一九七六年などと区切り文字を使わずに、数字を並べて表記。身長170cmは、身長一七〇センチ。単位は㎝や㎞の記号にするか、センチ、キロなどのカタカタ表記。

三点リーダー「……」とダッシュ(全角ダーシ)「——」は2個セットで使用するというを、沢木さんの小説で学んだ。この使い分けがなかなか難しい。カッコの種類も沢山あり、「」=セリフ、『』=セリフの中のセリフや固有名詞など基本的なものから、《》=キーワード、〈〉=思考、というものもある。カッコや記号の使い方で、読み手に情緒やスピード感、臨場感を伝えることができるなんて、本当に面白い世界だ。

第一巻を4月に出版予定。小説家への第一歩。

参考:約物の表記ルール