広告制作を行う際に、絶対的に使用する色。
それは「黒」。
自力で広告を作っている方は、多くの人が色パレットから
黒い部分をポチっ!と押して選んでいると思う。
しかし、この黒。
同じ黒色でも選ぶ黒によって、印刷の仕上がりが違うことをご存知だろうか?
デザイン屋Damalish.comマガジン「POWER」。
このタイトルに使用している黒色は
「4色ベタ」で作られた黒。
4色ベタというのは、C100%、M100%、Y100%、K100を混ぜて作った黒。
印刷屋さん泣かせのベッタベタの黒だ。
これは、あまり使用するのをオススメしない。
自宅のプリンターで出力する際も、プリンターにとってよくない。
では、なぜ4色ベタにしたか?
私は、ここぞとばかりに黒光りさせたい黒を4色ベタにする。
テッカテカの黒。
「POWER」をお手元に持っていただいている方は、是非見ていただきたい。
タイトルが黒光りしているでしょう?
©フジテレビ
デザイン会社に勤めていた頃の作品。
A4ヨコ全8ページのフジテレビ主催の着物カタログ。
この表紙の黒は、4色ベタ。
漆塗りのような光沢感があり、着物が際立ち、クライアントがとても喜んだ。
(ただし、印刷屋さんは泣いていたはず…4色が全て100%使用されているから乾きにくいし、機械によくない)
なので、印刷屋さんを泣かせない4色かけあわせでできた黒を
「リッチブラック」という。
先ほどの4色ベタはCMYKがすべて100%だが
リッチブラックは、CMYは40%、K100%のかけあわせでできた黒。(40%は推奨値)
ほどよい黒に仕上がる。
ただし、細い文字や線、図形などに使用すると
版ズレ(CMYKがズレて印刷されること)をした時に、ぼやぁ~~~~~っとした黒になるので注意。
乱視で文字をみているかのような、ボケ具合になる。
リッチブラックを使用する場所は、黒の塗りつぶしが広い部分にしたほうが良い。
ゆえに、一般的に使用するのはK100%のスミベタ。
文字は、ほとんどスミベタが良い。ズレの心配もない。
ただ、私のように、「黒光り」「漆塗り感」を出したい場合は
リッチブラックや、4色ベタの黒を使用する。というのも面白いかと思う。
上記に紹介した、着物カタログ表紙の黒を
K100%だけのスミベタにすると、「ピンホール」といって
白い点々が残ったりする場合がある。
広範囲を黒にする場合は、リッチブラックを使用したほうが良い。
結果、自作するより、プロにお願いしましょう!!!
ってな話ですが(^^)
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【デザイン屋Damalish.comマガジン”POWER” No.1 2017】
2017年4月16日(日)好きを仕事にする見本市かさこ塾フェスタin東京浅草橋
マガジンブースに置かせていただきます!
興味をお持ちの方は、お気軽にお持ち帰りください(^^)/
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