2018
7
May

家族・愛猫, 雑記

ダマリは書店勤務を4年していた

 

書店にいくと毎回、懐かしさを覚える。

あの独特な本の匂い。印刷の匂い。

 

グラフィックデザイナー歴20年のダマリだが

4年間だけ書店で事務をしていたことがある。

 

東京から、鹿児島県奄美大島へ移住した時に

グラフィックデザインの仕事は見つからず

ハローワークで「面白そうだな」と思ったところに就職した。

 

それが、書店だった。

書店と言っても、ここの書店は普通の書店ではない。

奄美諸島全域の保育園・幼稚園・小中学校・高校の教科書や備品、あらゆるものを取り扱っている。

 

私は事務をしていた。

学校に出す、見積書・請求書・納品書を作成したり、

本の配達もしているので、本が入荷する日は、本に納品書を挟み、配達地区ごとに本を分けた。

 

書店から近いお客様には、

私が自転車で本を配達していた。

これは、なかなか楽しい時間だった。

 

4月の新学期になると、学校へ備品販売へ出張も行った。

算数セットや、ピアニカ、笛、習字道具。

とにかく学校の備品はなんでも取り扱っていたため書店は大忙し!

 

チャイムの修理もするし、図書館の備品も揃えるし。

保育園の体操服、帽子、運動会の備品もある。

 

中でもワクワクしたのは、理科の備品や美術の工作道具。

酸素、窒素、アルコールランプ、ビーカー、標本。

版画セット、銀細工、彫刻刀、粘土………

 

とにかく扱う商品が多いので、伝票を打ち込むリストが多くて

はじめは戸惑った。

注文の電話も多いし、離島のお客様には配送もしていた。

 

週2ほど、当番制で17:00〜19:00までの書店レジもやっていた。

こおれがまた楽しい時間で、お客様とお話できるのが楽しかったし、

コミックも新書も読み放題だった。

 

コミックの注文はよくやっていた。そして、返品の作業も手伝ったことがある。

雑誌などについている付録は、全部処分になるので

商店街のお祭りなどで、クジの景品にしたり、もらったりしていた。

(もらった付録をヤフオクで売ったりしていたのは秘密w)

 

新学期がはじまる前になると、

全学校の教科書の数を入力して、文部省に提出するという大仕事があった。

これを毎年任されていた。

 

1年の間で一番忙しいのが3月、4月。

新学期に向けての入荷と出荷をさばくために、バイト生もいれる。

この時期が終わると、「お年玉」が支給されていたので、やる気が出た。

 

私はこの書店で、たくさんのことを学んだし

社長も奥さんも会長も、そして社員も皆良い人ばかりだった。

 

奄美に移住したてで、何もわからない私だったが

書店に入ることで、奄美諸島全域の地区をすぐに覚えることができたし

方言も覚えた。たくさん、本も読んだ。

 

かけがえのない四年間。

私はこの間にお金を貯めて、世界一周の計画をたてた。

そして、愛猫ナイトとヒラをもらった場所でもある。

人生に無駄なことは一つもない。全部繋がっている。

 

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【北海道・札幌のみなさん!】2018.05.19(土)

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