2018年12月18日に息子を出産。
そのあとダマリは、産後うつ一歩手前になっていた。
そんな状況の中、頭にぐるぐる流れていた星野源のアイデアという曲。
42年間も自由気ままに生きてきたダマリ。
それが180度生活が変わり、目の前にいる小さな命に
24時間体制で向き合うことになり、まるで刑務所にいれられた気持ちだった。
頻回授乳。
生後は2〜3時間おきに授乳せねばならない。
3時間置き。なんていっているけど実際そんなうまくはいかない。
産後1ヶ月くらいは、授乳・寝かし付けがうまくできなくて1〜2時間かかることがザラだった。
授乳して腕の中で寝ても、ベッドに置くと目を覚ます。
そんなことの繰り返しで毎日が過ぎていく。
夫のお義母さんが三食作ってくれていたし洗濯も色々してくれた。
それなのに、ダマリ自身は神経ずっと高ぶっていて
「産まなきゃよかった…」と後悔した日もあった。
この世に生を受けたばかりの小さい命。
人間というより、もっと別の生き物に見えていた。
夜な夜な睡眠不足で朦朧としながら授乳。
いつのまにか夜が明けている。
「おはよう 世の中〜♫」と星野源の声が頭に流れ出す。
そして、真夜中にも
「おはよう 真夜中〜♫」と違うフレーズが流れ出す。
産後1ヶ月は、本当に本当に辛かった。
産後うつにならなかったのは、友人や夫の理解のおかげだ。
2ヶ月目からは、ファミリーサポートさんや助産院さんの力をかりた。
♫つづく道の先を
塞ぐ影にアイデアを
雨の音で歌を歌おう
すべて越えて響け
つづく日々を奏でる人へ
すべて越えて届け〜♫