2019
9
Jul

デザインコラム

ビジネス論学ぶ前に水商売の「おもてなし」力を養うべし

 

わかっているはずなのに、全くわかっていない「おもてなし」

先日、株式会社アドコンセプトの飯田社長のセミナーに参加して

改めて「おもてなし」について思い知らされた。

 

数多くの同業他社が在る中で

「選ばれる会社」になるには、当たり前のサービスだけでは選ばれない。

それ以上にある、見えないもの「おもてなし」ができてこそ選ばれる。

 

この「おもてなし」。

お客様へ思いを馳せなければ、できない。

相手側に立って物事を考える力を、日頃から養わなければなかなかできないことだ。

 

ダマリは、マーケティングだの企画力だのと

そういうものばかり追い続けていたが

結局、行き着く先は人間力。「おもてなし」ができる人。

 

「おもてなし」の一流は、水商売だとダマリは思っている。

飯田社長も銀座のママ・白坂亜紀さんをメンターとしている。

 

ダマリの母は、宝塚音楽学校を経て大阪・新地で歌手をしていた。

そういう経緯もあり、長い間「ママ」だった。

日中は美容師、夜はママ。

 

夜になると、ビシッと着物を来て出勤する。

学生の頃、水商売が大嫌いだったダマリは

ママとして働いている母が嫌いだった。

 

男の人に媚をうって、ヘラヘラして、嫌な商売。気持ち悪い。

こんな風に思っていた。

 

母は「一度、スナックで働いてみるのも良い経験になる」とダマリに良く言っていたが

今になって、母がそう言っていた意味がよく分かる。

水商売は、相手を喜ばせ、楽しませ、話を聞き、気持ち良い空間・時間を提供する。

 

タバコに火をつけ、空いているグラスにそそぎ、

おしぼりをタイミングよく渡し、美味しい料理でもてなし、笑顔で話を聞く。

自分自身も髪の毛も綺麗にセットして、化粧をし、身ぎれいに整える。

 

相手を思いやるだけではダメで、思いを馳せなければ

思いやり以上のことはできない。

この「思いやり以上」こそに現代のビジネスは成り立っていると思う。

 

こんな文章を打ちながら

今までの自分の猛反省。。。。。

飯田社長がいつも言っている for me か for you か。

 

さて、選ばれる会社になれるのか

デザイン屋Damalish.com。