スペインの首都マドリッドから、飛行機で南西へ約2時間。
見えてくるのはカナリア諸島。
七つの島と七つの無人島で構成されているカナリア諸島の中でも、一番大きい島がテネリフェ島。
年間を通して気候が温暖で、ヨーロッパからの年間の訪問客は3百万人超のリゾート地でもある。
そのテネリフェ島に、今は火山活動を休止しているスペイン最高峰テイデ山という山がある。標高3718m。
テイデ山周囲18900ha、コロナ自然公園を中心とした54128haが、世界遺産に登録されているテイデ山国立公園。
8月の良く晴れた日。友人夫婦がテイデに連れて行ってくれた。
テイデ山へ向かい、標高があがってくると耳がつまる。
友人は、軽い高山病になっていた。
テイデ山中腹の標高1000~2000mはカナリーマツの森林が広がっていている。
この松林を車で走ると松の香りがして気持ちが良かった。
みるみる景色が変わってくる。
テイデ国立公園周辺は、固有種の植物が多いことでとても有名。
テイデエニシダ、エキウム・ウィルドプレッティなどの
多種多様な植物が密生している。
私がテネリフェを訪れたのは7月下旬で、残念ながら花を見ることができなかった。
所々には咲いていたけど。
本当はこんな感じをみたかった!©travel sport canarias
高山植物って、たくましくて可愛い。
テイデ山周辺はカルデラになっていて、
ごつごつした岩がごろごろ。。。。地層が剥き出し。どこか別の惑星にいるかのよう。
この何層にもなっている奇岩は、旧スペインのお札に刷られていたそう。
何層にも分かれた火山灰もあり、そのほとんどが自然に作られた石の芸術作品だ。
富士山とほぼ同じ高さのテイデ山。なんと気軽に登ることが出来る。
山頂登山には事前に許可を取って行かなければならないが、
頂上近くの3555m地点まで、ケーブルカーが運行している。
友人夫婦を置いて一人ケーブルカーへ乗り込む。
ケーブルカーからの景色。ここ、火星???
いってきまぁ~~~~~す!
ケーブルカーを降りて、いざテイデ散策!
ここから200m登れば、山頂なのに許可証持ってないから断念。
一日あたりの登山者が150人に制限されているそう。
山頂には行けないものの、無音の世界を散策できるって本当に最高。
So amazing!!! Pretty awesome!!!
“テイデ”とは、グアンチェ族の言葉で「地獄」を意味するそうだ。
現地民にとっては、テイデ山周辺は禁忌の場所と見なされていて、
神話によれば Guayota という名前の悪魔がここに住んでいたらしい。
部分的に硫黄が出ている箇所もあり黄色。
このポイントから頂上までたったの200m。悔しいなぁ。
この景色みたら分かる気がする。
霊感とかそんなのあるわけじゃないけど、ものすごいパワーを感じずにはいられない。
まさに、地球の鼓動をヒシヒシ感じるスポットだ。
テイデ山国立公園は、場所によって景観が変わる。
溶岩の色も変わるから面白い。
色とりどりの鉱石を砕いて砂にしたもので
絵を描くお祭りもある。
今度テネリフェを訪れるときは
テイデ山頂を目指し、そして花が美しい季節にしよう。
テイデ国立公園内のパラドールにて
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