ベトナム、ホーチミン。
フランス領土だった名残があちらこちらに建物で見ることができる。
この「サイゴン中央郵便局」も、その一つ。観光名所として有名な場所。
コロニアルスタイルの鉄骨設計は、エッフェル塔で有名な建築士ギュスターヴ・エッフェル。
パリの当時駅舎だった、現・オルセー美術館がモデル。
入ってすぐに目に飛び込むのは、奥に飾られているホーチミン様の肖像画。
ここの郵便局の良いところは、郵便局としての機能だけでなく、お土産屋としても楽しむことができる。
多くの観光客は、お土産や切り絵のメッセージカードやハガキなどを選び
手紙コーナーで手紙を書き、そのまま郵送できる。
ダマリは、「ここの郵便局から父へハガキを送る!」と来る前から決めていた。
夫にも自分のお母さんへハガキを送ることを勧め、しばし親へ想いを馳せ、心静かに手紙をしたためることに時間をかけた。
ちょうど12monthsの息子も涼しく心地よかったのか、ベビーカーで寝てくれた。(日中気温32℃)
ハガキを出したのは、2019年12月27日。
「ハガキが届きました!消印がサイゴンでした。ハガキからベトナムの匂いがしています」
と嬉しそうなメッセージが父から届いたのは、2020年1月8日。
異国からハガキを書くことは、本当にロマンがあると思う。