この絵本の存在は昔から知っていたけど、ストーリーや歌の事は知らずにいた。
息子が保育園に通っている。夕方お迎えに行くと、先生が「はらぺこあおむし」をちょうど読み始めた時で、園児たちと一緒に観させてもらった。
ストーリーは、夜お月さまに照らされた葉っぱの上にある、小さな卵から始まる。「はらぺこあおむし」の良いところはストーリーがミュージカルのように歌になっている所だ。
お日さまがのぼり、日曜日の朝。卵から小さなあおむしが生まれ、はらぺこあおむしは、そこから色々なモノを食べていく。
月曜日はリンゴを1つ。🍎
火曜日はナシを2つ。🍐🍐
水曜日はスモモを3つ。🍑🍑🍑
木曜日はイチゴを4つ。🍓🍓🍓🍓
金曜日はオレンジを5つ。🍊🍊🍊🍊🍊
よくできているストーリー。曜日や果物、数まで覚えられる。園児たちも真剣に話(歌)を聞いている。
土曜日は何を食べるのかな?と思っていると予想外の展開に。チョコレートケーキ🍰アイスクリーム🍨ピクルス🥒チーズ🧀サラミ🥓ぺろぺろキャンディー🍭さくらんぼパイ🥮ソーセージ🌭カップケーキ🧁スイカ🍉ですって!
そんなもの食べるんかい!っと突っ込みたくなるが、このページはダマリの息子も園児たちも大興奮する盛り上がりの部分。イラストもかわいいから、ますます盛り上がる。
こんなに食べたあおむしは、お腹がいたい〜と泣いてしまう。「お菓子を食べ過ぎたらポンポンいたいいたいだよ〜」という子どもたちへの戒めだろうか。
1週間が過ぎてまた日曜日。あおむしは、美味しい大きな葉っぱを食べて、お腹の調子を取り戻し、とてもふとっちょになる。またそのイラストが間伸びしてかわいい。
そこから、あおむしはサナギになって何日も眠る。小さなあおむしが、生まれ変わろうとしている。子どもたちは、何を感じて観ているのだろう。
サナギのページからすぐに「あっ、ちょうちょ!」と次のページには綺麗なちょうちょが羽ばたいている姿が描かれている。ダマリは、ちょうちょの姿をみて感動してしまった。
人生の縮図を観ているようで。つい、ちょうちょになり羽ばたいた後に訪れる「死」まで連想した。目の前にいる園児たちは、まだまだ小さな小さなあおむし。どんな綺麗なちょうちょになるんだろう。
ダマリはすぐに息子のために「はらぺこあおむし」の絵本を購入し、就寝時には歌って寝かしつけている。