ケジメをつける

ケジメ。

1日の始まりと終わりのケジメをつけているか？

そう問われると、私が社会人になってからの生活というのは

時間に追われ、朝が来て夜が来て…と流されっぱなし。

朝起きて、Macの電源を入れ、そのまま座りっぱなし、

そして眠くなったらMacの電源を消し、寝る。

ケジメもクソもない。

「1日の始まりと終わりに、仏壇に向かって手を合わせる。」

そう、松下電工創業者・松下幸之助は言っている。

それを聞いた時、私は父の姿をすぐに思い出した。

父は、朝、出勤する前に仏壇の前に立ち手を合わせている。

そして、寝る前にも手を合わせている。

いつから、こんなこと始めたのだろう？

私がまだ実家に住んでいた頃は、そんなことしていなかったのに。

祖母は毎朝、煎れたてのお茶、炊きたてのご飯を仏壇に置き手を合わせる。

私は、小さい頃から、家に仏壇があったのに

そんな事はしていなかった。他人事だった。

何かお供えをする時や、ふとした時に、手をあわせることはあったけど

朝晩毎日、日課にはしていなかった。

今の時代こそ、こういう手を合わせる時間が必要だ。

先祖に手を合わせ、心静かに1日の始まりと終わりにケジメをつける。

なんという気持ちのよい過ごし方だ。

それを思うと、イスラムの1日5回の礼拝は、本当に素晴らしい。

さっそく今日からはじめる、心静かに先祖に手を合わせること。

寝る前には、日記をつけてしめくくる。

ケジメある生活から、ケジメある仕事も生まれる。

そう信じたい。

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