2017
27
Sep

雑記

ペットロスを体験した事はある?

ペットロスを体験した事がある?

私は、ある。

初めての自分だけのペット。
28歳の時、黒猫を飼い始めた。

頭が良くて、良くしゃべる子だった。

名前はナイト。女の子。

ナイトが8ヶ月の時。
私は実家に帰省していて、
ナイトは、留守番をしていた。

そして、実家から戻った日。
いつもなら、私の帰りを待ちわびて、「お帰り!」って玄関で迎えてくれるのに、どこにもいない。

私は、家の周辺を探し回った。
そして、いつも昼寝をしていた場所を覗き込むと、ナイトが横になっていた。

「ナイト!ただいま」
そう言って、ナイトを触ると
目を見開いたままで、固まっていた。

私は、そこからの世界が灰色になった。
色を感じられない、モノクロの世界に堕ちた。
泣きじゃくりながら、ナイトをタオルで包み、車を走らせ、叔父の畑に埋めに走った。

夜、懐中電灯を灯しながら、土を掘り、ナイトを埋めた。ナイトが大好きだったオモチャも一緒に。

それからの私はペットロスになった。
書店で本を見つけて、自分と同じ状況の人達が、いるのだと分かった。

家族が亡くなるのは、もちろん辛いが、愛犬や愛猫の死は、それよりも辛い。

なぜなら、家族はイチ人間対人間の関係で、個々を生きているが
ペットは、自分の一部になる。

ゆえに、自分の一部が破壊する。

悲しい時、嬉しい時、どんな状況の自分でも、ペット達は受け止めてくれ、癒しを与えてくれる。

今朝、友人の愛猫が亡くなった。
腕の中で息を引き取ったそうだ。

彼女の気持ちを思うと、胸が張り裂ける。

ペットロスは、周りの人達の理解が必要だ。

私がナイトを亡くしたとき、私の身の回りは、理解がある人達ばかりだった。

母も父も、祖母も、友人も。
私の話を聞いてくれ、一緒に悲しんでくれた。

職場も理解してくれていた。

無理して悲しみを乗り越えなくて良い。
その子の為に沢山沢山泣こう。
あれも、これもしてあげたら良かった。
あの時、こうしていれば、、、

そうやって、沢山反省して、泣こう。

ペット達は、そんな貴女のすぐ側にいる。
その子達を思い、涙するときは、
側にいる時だそうだ。

ペットを飼う人は、最後まで看取る覚悟を持って欲しい。
その子の一生を見届ける。
そういう覚悟があれば、ペットロスも自然に乗り越えられる。

友人の愛猫ぱんちゃんに捧ぐ。
ありがとう、ぱんちゃん。
また、会おうね。