ダマリ紀行

[モロッコ_ブラックデザート]砂漠の民ノマドになった日

モロッコで人気が高い砂漠ツアーで有名な小さな村メルズーガ。ここにはサハラ砂漠を体験するあらゆるツアーがあり、ダマリはラクダに乗ってサハラ砂漠(シェビ砂丘)に1泊、ブラックデザートのノマド宅(遊牧民)に1泊するツアーを申し込んだ。ノマド宅に宿泊した日のことを書いてみる。

ダマリは、マラケシュから長距離バス(11時間)に乗ってメルズーガへ。最悪なことに、そのバスに大事なメガネを置き忘れ、砂漠だというのにコンタクトレンズで過ごすことになった……。

メルズーガを朝4:00頃ラクダに乗って出発。サハラ砂漠をひたすら歩き4〜5時間でブラックデザートにあるノマドの家に到着した。石ころだらけの荒野。遠くにはアルジェリアとの国境である山が見える。ダマリが乗せてくれていたラクダのジミーは綱を放たれ自由の身。

土壁でできた部屋に案内され、ラクダ使いのバラさんがミントティを入れてくれる。これが甘くてめちゃくちゃうまい。

その後、ノマドファミリーの綺麗な娘さんが「ヘナタトゥーをする?」みたいなジェスチャーをしたきたので、「もちろん!」と相槌を打ち、手にヘナタトゥーを描いてもらった。このヘナタトゥーは2カ月くらいもった。だんだん薄くなっていくのが、寂しかった。

夕方近くになってくると、砂嵐が吹き始めた。美味しそうなランチも砂でジャリジャリ(苦笑)美味しいのに砂のせいであまり食がすすまなかった。砂嵐がこなければ、満天の星空の下で寝ることができるというのに、どうにもこうにも身動きができずに、静かに土壁の部屋で過ごした。

中央がダマリの部屋。ぶら下がっているのは鶏肉の日干し。

ノマドファミリーのお母さんがスパイスを砕いていた。

なにもない。「なにもない贅沢」とはこのことだ。その日はちょうど10月9日ジョンレノンの誕生日で、iPodで「imagen」を聞いて平和というものを身を以て噛み締めていた。娘さんが部屋にきて、「何を聞いているの?」と言ってきたので聞かせてみる。「ビートルズって知ってる?」と訊ねると「知らない」という。「じゃあ、ジョンレノンって知ってる?」「知らない」。そうか、この世の中にはビートルズを知らない人達だっている。でも何だかそのことが新鮮で、「なにもない贅沢」ということをより一層引き立ててくれた。

砂嵐の夜は、土壁が吹き飛ばされるのではないだろうか?と少し不安もあったが風の音以外は無音で、心地よく眠りについた。今思えば疲れていたのだと思う。電気もトイレも水道もないのがノマドの生活。

起床時。土壁の部屋にあった小さな窓からの景色。

この山の向こう側はアルジェリア。

朝起きて外に出ると、なにもない。なにもないことが心地よい。このまま、この地に嫁いで住むのもいい。ラクダ使いの嫁になろうか。本気でそうおもうほど、「なにもない贅沢」はダマリを酔わせていた。

ノマドファミリーに別れを告げ、ラクダのジミーにのりサハラ砂漠へ向かうのであった。

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