道の駅や物産館って、色々なものがあって楽しい。そして何より、パッケージデザインやラベル、ブースデザインなどの勉強になるため、よく足を運ぶ。
お土産用の商品のパッケージデザインはもちろんだが、最近では青果などもブランディングされ売り出している商品もよく見る。野菜を入れた袋にロゴ印刷をしているだけで、「ん?」と目を引く。そして、プライスカードや商品の想いなどを手描きPOPで掲示していると、立ち止まって読んでみたくなる。
商品はなんでもそうだと思うが、やはり生産者の顔を見ることができると親近感が湧き、「買ってみようかな」と購買意欲を掻き立てられる。なのでその商品のそばに、畑や作る工程の様子、生産者の顔、商品のラインナップ、オンラインショップやSNSへの誘導が掲載されたパンフレットやレーフレットがあると尚更いい。
人は商品を選ぶ時、品質が良いもの「機能価値」を選ぶのはもちろんだが、そこに「情緒価値」がないと買わない。情緒価値というのは、「これを食べるとき幸せを感じる」とか「これは思い出の味」「あの人が喜ぶだろうなぁ」という感情に訴えかける価値のこと。商品をブースにどうやってレイアウトし、どんな見せ方でお客様を惹きつけるか。商品を手に取り、お客様がそこから何を感じ取っているのか。
生産者やサービス提供者の一方的な思い入れだけではなく、お客様が何を求めているのか・欲しているのか・体験したいのか。日頃からそういう目線で、物事を発見して行こう。