2021
29
Jul

デザインコラム

和紙の裏表どっち?

息子の保育園が夏祭りを開催するにあたり、各家庭1つ「灯籠」を作って来てください。とお達しがあった。灯籠の枠を作るのも四苦八苦したが、いざ和紙に絵を描こうとしたときに「あれ?和紙ってどっちに書けばいいのだっけ?」となった。

書道はどっちに書いていたっけ?表面がザラザラ?裏面がツルツル?すぐにGoogleで調べてみる。すると、ツルツルもザラザラもどちらでも正解らしい。

ちょっと滲ませて書きたい時はザラザラ面に。湿度や雨の日はツルツル面に書いたりするそうで。今回、保育園の灯籠に使用するわけだから、耐久性のありそうなツルツル面に描くことにした。確かに、ツルツル面は伸びがいいように感じる。滲ませたくない場合はツルツル面が良いかと。

筆の質感とか、墨の躍動感を出すならザラザラ面なのだろう。かすれた感じや滲みが表現できそう。しかしながら、和紙って改めて凄いと思った。水にも強いし、灯りを通すと良い塩梅だし。

自分が保育園時代も、親がこうして作ってくれたんだろうな。と思うとノスタルジーな気分になる。