2022
3
Feb

RAMDOM NOTES

夫と共に歩んで11年と宇多田ヒカル

2月3日。夫と付き合い始めて11年経った。出会い自体は、それより3年前。長い付き合いになる。

お付き合いが始まる前の2009年。夫はニュージーランド(NZ)にワーキングホリデーに行っていた。新聞社のバイト生だった夫にダマリは片思いをしていて、NZに行っている間もメールを送っていた。

そして、時々曲も送り合い、始めて夫から添付されてきた曲が宇多田ヒカル(ヒッキー)のアルバム「HEART STATION」だった。ダマリは嬉しくて嬉しくて、何度も何度も聞きながら、NZという国をネットで調べ、一緒に旅している気分になっていた。

その後2010年。ダマリ自身が世界放浪の旅に出ることに。ダマリが旅に出ている間も、メールのやりとりをしていた。ダマリが帰国後、カラオケデートなどをするようになり、夫が歌うヒッキーの「STAY GOLD」に惚れ惚れしていた。「STAY GOLD」の歌詞の内容が、女性から男性への母性を描いている。

大好きだから ずっと
なんにも心配いらないわ
My darling Stay gold
無邪気に笑ってくださいな
いつまでも


出典: Stay Gold/作詞:宇多田ヒカル 作曲:宇多田ヒカル

この時、夫23歳。ダマリ34歳。歳の差が離れすぎていたので、「つきあう」なんてことは考えられなかったし、ましてや「結婚」して子どもが授かるなんて、この時は夢のまた夢だった。

そして、夫と付き合いの中の2016年。4月に夫のお父さん、5月にダマリの母が天に召された。その年の4月に、NHK「とと姉ちゃん」という連続テレビ小説が放送されていて、母は毎日ベッドの上から楽しみに観ていた。

ダマリはドラマ自体は観ていなかったが、主題歌であるヒッキーの「花束を君に」が介護のBGMのように流れていたため、その曲を耳にするたびに、末期癌だった母との日々を思い出す。ヒッキーもお母さんを亡くしているため、歌詞自体が他人事に聞こえなかった。

そして2018年。夫とダマリの間に息子が生まれた。現在3歳になる息子との日々は大変ながらも楽しいが、生まれたばかりの当初は、ダマリ自身少し産後鬱っぽくなっていて、毎日がとてもとても辛かった。

そんな中、育児ママたちのTwitterにはとても救われた。そして、ヒッキーのTwitterにも息子さんのことが書かれていて、その時ようやく「男の子で良かった」と思えるようになっていた。(女の子ではないことに、当時はショックを受けていた)

この11年の間、ダマリにとって大きな節目節目でヒッキーが関係していることに最近気付かされた。レンタルCD屋にいって、ヒッキーのアルバムを何枚もレンタルし、ようやくiTunesに入れたところだ。

ダマリの夢は数年後にオランダ移住だが、それが最終目標ではない。そこからロンドンへ移住というのが最終目標かもしれない。とすれば、ヒッキーはロンドン生活をしているわけで、やはりダマリにとってヒッキーというのは何かしらの影響を与えてくれている。

お仕事BGMにヒッキーを流しながら、夫との出会い・母の死・息子の出産・将来の夢をあれこれ想う。そして、12年目の夫との人生。どうぞこれからもよろしくね! We love you.