ダマリ紀行

旅先のコインランドリーで「暮らす」を感じる

梅雨時期になると暑中通っているのがコインランドリー。コインランドリーってなんだか、人の暮らしを感じることができて、どこかほっとする。

ダマリがしみじみそのことを感じたのは、海外での旅先で洗濯機を回す時だった。バックパッカーでの日常では、洗濯物はほとんど手洗いだったが、1カ月に1度くらいはジーパンなども洗いたくなるし、なにより現地で洗濯物をまわしていると、その地に根付いて暮らしているかのような感覚になる。またそれが心地良い。

ダマリが海外で初めてコインランドリーへ行ったのは、サンフランシスコのダウンタウンだった。観光客がくるような場所ではなかったし、朝から職安のような場所に黒人たちが並んでいた。そんな場所にあったコインランドリー。粉石鹸や柔軟剤の自販機があり、待つスペースも少しあった。日本のコインランドリーのような清潔感はあまり感じられない、雑誌も散乱していたし、ゴミも落ちている。

でも、そこに「暮らす」を感じた。ここで暮らしている人が入れ替わり立ち替わり入ってくる。洗濯物には人の生活背景が見え隠れし物語を感じる。ダマリもビーサン姿で、メモ帳とボールペン、小銭入れをビニル袋に入れて観光客の雰囲気を消すようにして、洗濯物を回している間、待合スペースに座りメモ帳に日記を書いていた。そんな自分に酔いしれていた。

異国の地で、観光ではなく「暮らす」ために洗濯をまわしている。あぁ、なんという贅沢な時間だろう。現地の洗剤を使うと尚更いい。それから先も、色々な地で洗濯をし「暮らす」を感じていた。人の暮らしってなんだか尊い。

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