花を生ける時間って、精神統一の時間になるなぁ〜といつも感じる。今までに花に向き合ったのは、デザイン学校のクラブ時間の池坊、花屋で短期アルバイト中のアレンジメント、ハーブ園での生花、そして今現在お茶さんへお手伝いに行った時の生花。
花というのは一つ一つ全部形が違うし向きもあり、花瓶や花器によっても生け方が変わる。そのため、一筋縄ではいかないし、なにより気が散漫していると上手く生けられない。
心を落ち着け穏やかな気持ちで、花と話をしながら生けるのが一番。しかしながら、雇われている身だと、生花にそんなに時間もかけていられないし、焦りが出て変な生け方になったりしてしまう。
穏やかな気持ちで、なおかつスピーディーに。そうなると武道の世界の話と同じだなと感じる。そこに「華の道」と書いて「華道」になるんだなぁ。
もともとダマリは弓道をしていて、精神統一が上手くできていると、矢がスパン!と的の中心に吸い込まれるように上手く飛ぶ感覚を知っているため、花がスピーディーに上手く生けられた時というのは、精神の状態がすこぶる良い時だと感じる。
花を生ける時間って尊い。